初心者向け

アプローチが苦手な人は見てください!初心者が身に着けるべきランニングアプローチとは

ランニングアプローチを身に着ければ100切りはすぐにできる。言い過ぎではありません。アプローチが安定して上手くできるというだけでスコアはぐっと上がります。

ティーショットやアイアンがうまくいっても、アプローチがうまくできずスコアを崩してしまうという方は多いです。漠然と寄せるのではなく落とし場所とどれだけボールが転がるかを意識することで驚くほどボールは寄るようになります。ロブショットは上手くなってから身につけるとして、今回はランニングアプローチをしっかりおさえましょう。

アプローチショットの基本的な考え方

アプローチショットは、グリーン周りでボールをピンに寄せるショットです。キャリー(ボールが空中を飛ぶ距離)とラン(ボールが地面を転がる距離)のバランスを意識することが大事です。これを正しく理解し、状況に応じて適切なクラブを選ぶことがとても重要です。

キャリーとランの重要性

キャリーはボールが空中を飛んで着地するまでの距離、風や傾斜、ボールのライ(置かれた状態)に影響を受けます。ランはボールが着地してから転がる距離で、グリーンの状態やボールの回転によって変わります。キャリーとランのバランスを取ることがアプローチショットの成功に直結します。

ボールからピンまでの距離を4分割して考える

ランニングアプローチで重要なことをお伝えします。ボールからピンまでの距離を4分割して考えるということです。

距離を4分割する方法

たとえば、ボールからピンまでの距離が20ydの場合、これを4分割すると5ydになります。このように分割することで、キャリーとランのバランスをイメージしやすくなります。次に、クラブごとにキャリーとランの割合を考えます。

キャリーとランのバランスを考える

キャリーとランのバランスを考えるとき、使用するクラブの特性を理解することが重要です。クラブの特性を理解し、状況に応じて使い分けることが大事です。

クラブごとのキャリーとランの割合

  • ピッチングウェッジ(PW): キャリーが1に対してランが3になります。例えば、ボールを5ydキャリーさせて13ydランさせるイメージです。
  • サンドウェッジ(SW): キャリーとランの割合が1:1の場合、キャリーとランが同じ距離になります。例えば、ボールを10ydキャリーさせて10ydランさせるイメージです。

このように、距離を4分割することで、各クラブのキャリーとランのバランスを具体的に考えられます。

クラブ選びのポイント

状況に応じて適切なクラブを選ぶための具体的なポイントを以下に記載します。

クラブ選びの例

  • ピッチングウェッジ(PW): キャリーとランの割合が1:3のクラブです。例)20ydの場合5yd先に落として15ydは転がる。
  • アプローチウェッジ(AW): キャリーとランの割合が1:2のクラブです。例)20ydの場合7yd先に落として13ydは転がる。
  • サンドウェッジ(SW): キャリーとランの割合が1:1のクラブです。例)20ydの場合10yd先に落として10ydは転がる。

上記はグリーンがフラットだった場合です。この割合を頭に入れておくと打つ前のイメージがより明確になります。また基本的にはピッチングウェッジを使用することをおすすめします。得意なクラブで問題ないですが、ピッチングウェッジが一番ミスが少なくて済む可能性が高いからです。サンドウェッジなどでボールが上がりすぎたりすると全く寄らないケースなどもあるので基本的には転がすイメージを持てるクラブにするといいでしょう。

実際のアプローチショットの手順

実際にアプローチショットを打つ際の手順を具体的に見ていきましょう。

  1. 状況の確認: ボールの位置、ピンまでの距離、グリーンの傾斜、風の影響などを確認します。
  2. 距離の分割: ボールからピンまでの距離を4分割し、各クラブのキャリーとランのバランスを計算します。
  3. クラブの選択: 適切なクラブを選びます。
  4. ショットのイメージ: ボールがどのように飛んで、どのように転がるかを具体的にイメージします。
  5. 実際のショット: スムーズなスイングと適切な打点を意識してショットを打ちます。

打つときのイメージとして意識してほしいポイントが2点あります。

1点目はボールを投げるイメージ。例えばゴミ箱にティッシュのゴミを捨てるとき、ちょっと投げれば入るな~ってときありますよね。そのとき大振りしませんよね。そこまでの距離と腕のふり幅を考えて投げると思います。実際はそこまで考えてる人はあまりいませんが無意識にやっています。それと同じようにボールをキャリーさせたい位置に投げるようなイメージでスイングしてください。そうすると自然とふり幅がちょうど良くなります。

2点目はパターと同じように振るということ。パターを打つときって体重移動はあまりしていないと思います。肩、もしくは腕だけでスイングしていますよね。その意識でスイングすると打点がぶれずらいし距離感も出しやすいです。初心者は特にこの意識を持ってアプローチをすると上手くいきやすいです。

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アプローチの練習法

アプローチショットの練習は、自分の感覚を養うために非常に重要です。以下のような練習法を取り入れてみましょう。

距離感を養う練習

グリーン周りに複数のピンを立て、異なる距離からアプローチショットを打ちます。それぞれの距離でキャリーとランのバランスを確認し、感覚を養います。

  • 短距離練習: ピンまでの距離が短いショットを集中的に練習します。キャリーを重視したショットが必要な場合が多いです。
  • 中距離練習: キャリーとランのバランスを意識しながら、中距離のショットを練習します。
  • 長距離練習: ランを多く取る必要がある長距離のショットを練習します。

クラブごとの特性を知る練習

各クラブで同じ距離からアプローチショットを打ち、キャリーとランの違いを体感します。これにより、クラブごとの特性を理解し、状況に応じたクラブ選択ができるようになります。

ランニングアプローチは身に着けるだけでグリーン周りが楽になります。ボールからピンまでの距離を4分割、キャリーとランのバランスを考えてクラブを選ぶ、あとは落としどころに向かってボールを運ぶだけです。今回お伝えしたこの意識を持って練習してアプローチが上手い人になっていきましょう。

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