ゴルフクラブの中で主にグリーン付近で使用するウェッジには、ロフトやバウンス角などさまざまな種類があります。用途に合わせたクラブ選択が重要です。正しいウェッジを使うことでアプローチが寄せやすくなり、結果的にスコアアップにつながります。
そのときのグリーンの状態、カップの位置、ライの良し悪しによって使い分けができるようになると、ゴルフが簡単になります。どんな場面でどんなウェッジを使えばいいのか、正しく理解していますか? 意外と分かっていない方も多いかもしれません。そこで本記事では、正しいウェッジの選び方について解説します!
こんな方におすすめ
- アプローチが苦手な方
- クラブ選びに悩んでいる方
- ゴルフ初心者~中級者の方
ウェッジの種類
まず、ウェッジには主に以下の4種類があります。それぞれの用途や特徴を理解しましょう。
- ピッチングウェッジ(PW): 比較的飛距離が出るロフト44度~48度前後
- アプローチウェッジ(AW): 100ヤード以内くらいの距離で使用するロフト49~53度前後
- サンドウェッジ(SW): バンカーでよく使用するロフト54度から58度
- ロブウェッジ(LW): 高くボールを上げる場合に使用するロフト60度以上
ピッチングウェッジ
最も一般的なウェッジで、通常は44度~48度のロフトです。ウェッジの中ではロフト角が立っているので飛距離が出やすいクラブです。グリーンまである程度飛距離が残っている場合に使用します。
アプローチウェッジ
グリーン周りで使用することが多いクラブです。ピッチングウェッジで打つと飛距離が出すぎる、サンドウェッジでは届かない場合に使用します。初心者セットのクラブセッティングには入っていないこともあります。
サンドウェッジ
バンカーで使用することが多いです。ロフト角があまり立っておらず、バウンス角もあるため、ダフってもすべりやすい設計です。砂地に強く、ライが悪くても使用できます。
ロブウェッジ
砲台になっているグリーンやカップの位置が手前にある場合、高くボールを上げてアプローチする際に使用するクラブです。ロフトが60度以上で、一番緩やかな角度のため飛距離が出づらく、ボールが上がりやすいクラブです。
ロフトで選ぶ
ウェッジを選ぶ際に重要なのは、打球の条件に合わせたロフトを選択することです。ロフトとは、ゴルフクラブのフェース(面)が水平面から傾いている角度のことです。ロフト角が小さいほど飛距離が出て、ロフト角が大きいほど球が上に上がりやすく飛距離は出づらいです。
選ぶ際のポイントとしては、使い分けがしやすいように4度~6度の間隔でクラブを選ぶことをおすすめします。以下が例です:
- 44度(ピッチングウェッジ)
- 50度(アプローチウェッジ)
- 54度(サンドウェッジ)
- 60度(ロブウェッジ)
クラブは全部で14本までがルールのため、ウェッジは3本や2本のセッティングもありますが、4本体制がおすすめです。
バウンスで選ぶ
ウェッジを選ぶ際に考慮すべきもう一つの要素はバウンスです。バウンスとは、ゴルフクラブのソール(クラブの底面)が地面と接する部分のことです。この部分が地面から浮いている程度を示し、クラブが地面に対してどれだけ角度を持っているかをバウンス角といいます。
バウンスが大きいクラブは、ソールが地面から離れており、砂地やラフからのショットで地面に食い込まずにスムーズに打てます。バンカーショットやライが悪い時に使われます。一方、バウンスが小さいクラブはソールが地面に近く、ボールと地面の間に障害物がない状態でのショットに適しています。
バウンス角はクラブに記載されている場合とされていない場合があります。購入前にバウンス角も確認することをおすすめします。
[PR]
まとめ
正しいウェッジを選ぶことでスコアアップにつながっていきます。適切なロフト、バウンスを選択し、様々なシチュエーションに対応できるようにしていきましょう!