「ゴルフスイングはアドレスが7割」という話を聞いたことがある方もいるかと思います。アドレスが良くなればスイングも自ずと良くなります。トップしたりダフったりシャンクしたりと打球が安定しない方はアドレスを見直しましょう。すでにできていると思っている方も、今一度確認してみてください。
この記事はこんな方におすすめ
- 正しく綺麗なスイングを身に着けたい方
- ゴルフ初心者～中級者の方
- 安定した打球を飛ばしたい方
打球が安定しない原因
打つときにボールの上を叩く「トップ」、ボールよりも地面を打ってしまう「ダフリ」、これらはゴルフ経験者なら誰しも経験することです。これらが起きると打球が安定しません。その根本的な原因の一つがアドレスです。正しく構えられていないとスイングが乱れ、打球もばらけてしまいます。ここでは、よくありがちな間違ったアドレスについて解説します。
毎回アドレスが違う
毎回同じアドレスを取れているでしょうか。打つごとにアドレスが変わっていると、当然打球も安定しません。身体の動きやクラブの動きが変わるので、打点が変わってしまうからです。一球打つごとにアドレスを取り直しましょう。それだけで打球があちこちにバラけることは少なくなります。
膝が曲がりすぎている
力を入れようと膝が曲がりすぎている人を多く見かけます。膝が曲がりすぎると腰の位置が落ちやすくなり、お尻も下を向きやすいので上体が起き上がりやすくなります。膝は軽く曲がる程度が理想です。
ボールとの距離が遠いor近い
クラブによって自分とボールとの距離は変わります。長ければ距離は遠くなり、短ければ距離は近くなります。手元の位置が体に近すぎたり遠すぎたりすると、うまくクラブを動かせず不安定な打球となってしまいます。
突っ立っている
上体が垂直に立っている状態になっている方は前傾姿勢が取れていないため、手打ちのスイングになりがちです。身体が回転しない、体重も乗らないので、手だけでスイングするしかなくなります。
正しいアドレス
ここからは正しいアドレスについてお伝えします。構えている様子を後ろから動画などで撮るとわかりやすいです。自分ではわからないことが多いので必ずチェックしましょう。
肩幅くらいに足を開く
基本的に肩幅と同じ、もしくは少し肩幅より広いくらいに構えます。クラブが長ければスタンスも広くなり、クラブが短ければスタンスも狭くなりますが、基本は肩幅でOKです。
軽く胸を張る
胸を張り、首の後ろが引っ張られるように少し引くと綺麗な姿勢になります。猫背にならないこと、背中が反りすぎないことに注意しましょう。
腰から上体を前に倒す（前傾させる）
姿勢を保ったまま、腰から20度～30度上体を前傾させます。大事なのは腰から、ということです。首だけ前に出てしまったり、うまく身体を前傾させられていない方も多く見受けられます。イメージは接客業の「いらっしゃいませ！」とお辞儀するような感じです。
膝を少し曲げる
ここまでで作った姿勢を固定するようなイメージです。膝が伸びたまま前傾していると重心が前に来ているかと思います。膝を少し曲げることで重心が真ん中寄りになり、バランスよく立つことができます。
手を真下にだらんと下げる
この状態までいったら真下に両腕を下げます。おおよそ自分のつま先の上くらいの位置にあると思います。ここがクラブを握る位置です。この位置を忘れないようにしましょう。
アドレスのチェックポイント
正しいアドレスを維持するために、以下のポイントをチェックしましょう。
鏡や動画で確認
鏡や動画を使って、自分のアドレスを確認しましょう。特に後ろから撮影することで、自分の姿勢やバランスがどのようになっているかを客観的に見ることができます。
練習場での確認
練習場でアドレスを取る際、毎回同じ手順を踏むことを意識しましょう。特に練習の初めには、時間をかけてアドレスの確認を行うことが重要です。
仲間やプロにチェックしてもらう
仲間やゴルフプロに自分のアドレスをチェックしてもらうのも効果的です。自分では気づきにくい癖や間違いを指摘してもらうことで、改善点を見つけやすくなります。
アドレスがもたらす効果
正しいアドレスを取ることで、スイングや打球に以下のようなポジティブな効果が期待できます。
安定したスイング
正しいアドレスを取ることで、スイングが安定します。身体のバランスが整い、余計な動きが減るため、スイングの軌道が安定しやすくなります。
飛距離の向上
スイングが安定すると、ボールに対するインパクトも正確になります。その結果、ボールの飛距離が向上する可能性があります。
ミスショットの減少
正しいアドレスを維持することで、トップやダフリ、シャンクなどのミスショットが減少します。これにより、スコアも向上しやすくなります。
まとめ
トップする原因はほとんどがアドレスにあります。正しいアドレスができるとトップだけでなく、ダフリやシャンクなどの他のミスも防げます。スイング自体も綺麗になり、打球も安定します。アドレスの時点で「上手そう！」と思われるような美しいアドレスを目指しましょう。正しいアドレスを習得することで、ゴルフの楽しさがさらに増します。自信を持ってラウンドに臨みましょう！
ゴルフは技術だけでなく、マナーや服装も重要です。初心者から中級者の方は、基本をしっかりと押さえて、楽しくプレーしましょう。これからもゴルフを楽しむために、正しいアドレスを意識して練習を続けてください。