一番大事なポイントはクラブの落とし所！バンカーショットの基本について

ゴルフをしている人なら必ず悩んだことのあるバンカーショット。

何度打ってもバンカーから出せなかったり、トップしてホームランしてしまったり、うまく出すことができない方も多いのではないでしょうか。上手い人から教えてもらったり、動画を見て勉強したりしたけど、それでも上手くいかないと悩んでいる方も多いと思います。今回は、そんな悩みを解決するために、バンカーショットの基本と上手に打つためのコツをお伝えしていきます。

この記事はこんな方におすすめ

バンカーから上手く出せない方
ゴルフ初心者～中級者の方
バンカーショットのスキルを磨きたい

バンカーからうまく出せない理由

バンカーからうまく出せない方の多くは、以下の2つのパターンに当てはまることが多いです。

クラブが手前から入りすぎる

クラブが手前から入りすぎて砂を多く取ってしまい、バンカーからボールが出ないケースです。これは、以下のような原因が考えられます。

テイクバックが大きく、入射角が鋭角になりすぎる
体重移動が多すぎてスイングが不安定になる
インパクト時に後ろ体重になっている

これらの原因によって、クラブが手前から入りすぎてダフることが多くなります。

ボールに直接クラブが当たる

もう一つのよくあるミスは、ボールに直接クラブが当たり、トップしてしまうケースです。これは、以下のような原因が考えられます。

インパクト時にハンドレイト（手首が遅れる状態）になりすぎている
手打ちのスイングになっている
重心が高く、起き上がるような打ち方をしている

これらの原因によって、ボールに直接クラブが当たり、トップしてしまうことが多くなります。

正しいバンカーショットの打ち方

では、どうすればうまくバンカーからボールを出せるのでしょうか。正しいバンカーショットの打ち方について詳しく説明していきます。

ボール付近の砂を一緒に飛ばすイメージ

バンカーショットの基本は、ボール付近の砂を一緒に飛ばすイメージを持つことです。僕自身、少し勘違いしていたところがありますが、とりあえずボール手前を強くたたけばいいと思っていました。しかし、正しくはボールの位置の少し手前から少し先までの範囲の砂を一緒に飛ばす必要があります。クラブの落とし所は、ボールから数センチ手前がベストです。この落とし所が変わると取る砂の量が変わり、適量の砂を一緒に飛ばすことでバンカーからボールを出すことができます。

打ち方はすべて真ん中がポイント

バンカーショットでは、スタンスやボールの位置、クラブの位置、手の位置をすべて真ん中にすることがポイントです。具体的には、以下のように構えます。

スタンスはクローズスタンスで、ボールに対して平行に立つ
ボールの位置、クラブの位置、手の位置をすべて真ん中に置く
重心はやや左足寄りに置き、しっかりと落とす

ボールの位置を左に置いたり、オープンスタンスにしてカット軌道で打つなどの複雑な要素を取り入れると、かえって難しくなります。すべて真ん中にすることで、シンプルに構えることができます。

コックを使わず、手の位置を低くしたまま打つ

スイング時には、コックを使わずに手の位置を低くしたまま、低いところから低いところへ真っすぐ出すイメージで打ちます。入射角を緩やかにすることで、大きなミスを防ぎ、簡単にボールを出すことができます。

クラブの落とし所を一定にする練習法

クラブの落とし所を理想の位置に毎回落とせるようにするための練習法を紹介します。バンカー内での練習方法として、以下の2つが効果的です。

線を引いて線の前だけを打つ練習

バンカー内にまっすぐ線を引き、その線の前（打球方向）だけを打つ練習です。ボールはあってもなくても問題ありません。右打ちの場合、線の右側にクラブが入らないように左側のみ打つようにします。この練習をすることで、クラブが手前から入りすぎないようになります。

小さい山のてっぺんのボールを打つ練習

砂で数センチの小さい山を作り、その上にボールを置きます。その山ごと打つ練習をすることで、砂を一緒に取ってボールを運ぶイメージがつきやすくなります。バンカーからボールを出す成功体験を積むことで、自信をもってスイングできるようになります。

実際のラウンドでのバンカーショット

練習場でバンカーショットの練習を積んだ後、実際のラウンドで試してみましょう。コースでは、バンカーショットの状況が毎回異なるため、様々なシチュエーションでの経験を積むことも重要です。以下のポイントに注意して実践してください。

距離感を掴む

バンカーショットの距離感を掴むためには、練習と経験が不可欠です。練習場では、さまざまな距離のバンカーショットを試して、どの程度の力加減でどの距離までボールが飛ぶかを把握しましょう。実際のラウンドでも、同じ距離感で打つことを心がけると、成功率が高まります。

環境に適応する

実際のラウンドでは、バンカーの砂の硬さや湿り具合が異なることがあります。練習場での砂とは違う場合もあるため、ラウンド前にバンカーの状態を確認し、適応することが重要です。砂が柔らかい場合は少し強めに、砂が硬い場合はやや軽めに打つなど、状況に応じた調整を行いましょう。

まとめ

バンカーショットは難しいですが、基本を押さえて練習すれば確実に上達します。クラブの落とし所を正しくすることで、バンカーから簡単にボールを出すことができるようになります。今回紹介した練習法を試して、バンカーショットのスキルを向上させましょう。バンカーショットが上手くなれば、スコアもぐっと縮まります。これを機に練習して、「バンカーは得意！」と言えるように頑張りましょう！